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相続の手続きを行政書士に依頼する「メリット」と「デメリット」について

 

相続の手続きをすべて自分で行うことは、可能です。
可能ですが、様々な知識が必要となります。

日々の生活で忙しくしている中で、何もわからない「相続」の手続きを自分だけでやろうとすると、たぶん途中でイヤになってしまうかもしれません。

そのような時に頼れる存在が「行政書士」です。

そこで、相続の手続きを行政書士に依頼する「メリット」と「デメリット」を考えてみましょう。

 

<メリット>

  1. 法律の知識がなくても安心できる
  2. 時間と手間を節約できる
  3. 法的な不備やミスを軽減できる
  4. 相続の手続き全体を包括的にサポートできる
  5. 比較的安価な費用でできる

 

それでは、以下で1つ1つ確認していきましょう。

 

 

  1. 法律の知識がなくても安心できる

 

行政書士は、相続についての法令に明るく、必要な書類の作成や手続きに慣れていますので、専門知識と豊富な経験により、間違えずに対応できます。

相続には「法律で決められたルール」がたくさんあります。例えば、配偶者や子供、両親や兄弟姉妹がどのくらいもらえるかは法律で定められています。「お父さんの遺産は、長男である自分が全部もらう」って一人で勝手に決めることはできないのです。

ただ、相続について何もわからない一般の人にとっては難しいことが多いと思います。

行政書士に依頼してしまえば、それらについてきちんとわかりやすく説明してもらえ、ルール通りに進めてくれます。間違える心配がありませんので、安心できます。

 

 

  1. 時間と手間を節約できる

 

相続手続きにはかなりの時間と労力が必要となります。

自分で相続手続きをやるには、

まず「どのような書類を作らなければならないか」、
「その書類を作るにはどのような資料が必要か」、
「それはどうすれば手に入るのか」、

などいろいろと調べなければなりません。

また、平日に役所に何度も何度も行ったりすることもあります。

「平日は仕事で動けない」「時間がない」
そのような時には行政書士に依頼してみましょう。

行政書士は専門家ですので、手続きをどんどん進めてくれます。

自分でいろいろと心配する必要がなくなり、空いた時間を自分の好きなことに使えるようになりますよ。

 

 

  1. 法的な不備やミスを軽減できる

 

自分で手続きを行おうとすると、法的な不備や書類作成上のミスが起こりやすくなります。

相続の書類は、正確に作らなければならないのです。

せっかくいろいろと調べて書類を作ったとしても、内容に不備があったとしたら、再度書類を作り直さなければなりません。

行政書士は書類を作成する専門家なので、行政書士に依頼するとその手続きは全部任せられます。よけいな心配をする必要がなくなりますね。

 

 

  1. 相続の手続き全体を包括的にサポートできる

 

相続の手続きでは、遺言書の確認、遺産分割協議書の作成、預貯金の払戻手続、不動産の名義変更など、いくつかの段階があります。行政書士は必要なことを全部確認して進めており、きちんと書類を作ってくれるので、後で困ってしまうというリスクを減らすことができます。

行政書士は必要に応じて司法書士や税理士との連携も可能です。これらの作業を一括して行うことができますので、さまざまな案件に対応可能です。

結果的に、相続の手続き全体を包括的にサポートすることができるのです。

 

 

  1. 比較的安価な費用でできる

 

弁護士や税理士に比べて、行政書士の報酬は一般的に低い傾向にあります。

費用を抑えながらも、必要な相続手続きを確実に進めたい人にとっては適切な選択肢となり得ます。

 

 

 

 

<デメリット>

  1. 行政書士ではできない業務もある
  2. 相続手続きに詳しくない行政書士もいる
  3. どうしても費用はかかる

 

こちらも、以下で1つ1つ確認していきましょう。

 

 

  1. 行政書士ではできない業務もある

 

行政書士は書類の作成や手続きの代行にはとても強いですが、相続人同士で争いごとが起きてしまった場合には、行政書士業務の範囲を超えてしまい、対応ができなくなってしまいます。そのようなことになってしまった場合には、弁護士に引き継ぐことになります。弁護士にしかできない仕事があるためです。

行政書士の主な業務は、相続関係説明図や遺産分割協議書の作成、役所への書類提出など、書類関連の手続きです。ですので、不動産登記は司法書士、税務申告は税理士など、専門外で関与のできないものもあります。

でもそのような場合でも、司法書士や税理士など他の専門家と連携して進めていくことはできます。

 

  1. 相続手続きに詳しくない行政書士もいる

 

行政書士は幅広い範囲の業務を行うことができますので、行政書士によっては他の業務に特化し、相続業務を行っていない場合もあります。

行政書士にも得意な分野と不得意な分野がありますので、見極めが必要です。

 

 

  1. どうしても費用はかかる

 

行政書士に手続を依頼すると、費用がかかります。

費用はかかりますが、自分ではできない手続き、もしくは自分ではできたとしてもかなりの時間を要してしまう場合など、行政書士に全部振ってしまえばその分手間暇が省けますし、余計な心配もしなくて済みます。

お店の料理のレシピを使って自宅で作る場合、全部自分でやると時間も手間もかかります。材料も自分でそろえなければならないし、うまくできるかどうかもわからない。

お店にその料理を食べに行けば、お金はかかりますが、満足できる料理を手間暇をかけずに楽しむことができますよね。

それと同じような感じです。

 

 

まとめ

行政書士に依頼することで、残された家族が安心して相続を進めることができるというメリットがあります。「わからないことを全部手伝ってくれる」というような感じですね。

相続にかかる手間と費用負担を抑えたい場合には、ぜひ行政書士にお任せください。

 

 

 

うめざわ行政書士事務所では、相続についてのさまざまなサポートを行っています。面倒な手続きも、すべてお任せください。司法書士や税理士とも連携して業務を行っておりますので、ご自宅に居ながらにして手続きが進んでいきます。ぜひご利用ください。

横浜市内で相続手続中心の業務を行っている行政書士です。最寄駅は横浜市旭区の相鉄線二俣川駅です。新横浜経由で東急線との直通運転が始まり、とても便利になりました。

著者行政書士梅澤 貴
うめざわ行政書士事務所
(横浜市旭区)

銀行で21年間、中小企業(建設業)の経理部門で8年間の勤務後、相続手続を中心に出張相談を行う行政書士として活動中。
国鉄時代からの「乗り鉄」で、お客様訪問時にいろいろな電車に乗れることを楽しみに日々活動しています。
好きな電車は、新幹線500系とJR北海道785系です。

些細なことでも遠慮なくご相談ください